病院の中の温泉
きじの湯 総合評価:★★★★☆
小山田温泉(三重県四日市市)
2008/11/8,11/9
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お茶畑の真ん中にぽつんと立つ大きな総合病院「小山田記念温泉病院」。温泉マニアの心をくすぐる名のその病院の中には、「きじの湯」という露天風呂がある。ただしお湯が張られるのは年末年始・お盆・秋の小山田温泉祭りと、年に3回という限られた期間なのでネット上でも情報量が極めて少ない。
今まで何度か足を運ぶも、肝心なお湯が張られておらずなかなか入湯できないでいたが、今回の温泉祭りでようやく入ることができた。
v(^o^)
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場所は病院の裏手なのだが、これがまた非常に分かり難い。場内に点在する看板を頼りに竹薮の中に入ってゆくと・・・突然日本庭園に出くわす。 |
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ここまで来たらもうゴールは近い。池沿いにある建物(休憩所?)に向かって右側の小さな橋を渡り、 |
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階段を登ったその突き当たりに、 |
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目指す温泉の入り口がある。 |
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お盆の訪問時は残念ながらお湯が入ってなかったが、今回は大丈夫だ。画像手前右側の石の裏からじょぼじょぼと大量のお湯が湧き出し、中央左からオーバーフローしている。 |
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反対側から脱衣所を見るとこんな感じ。 |
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奥にあるのは打たせ湯だろうか? |
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その竹筒からも源泉が掛け流されてる。が源泉は50℃を越えており、打たせ湯は熱過ぎて危険だ。
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お湯の色は湯ノ山温泉一帯特有の薄黄緑色である。ほのかに植物系の良い香りがする。ぬるぬるのアルカリ泉だ。肌がすべすべになる。 |
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森に囲まれた周囲の景色もすばらしく、のんびりとお湯に浸かりたいのは山々なのだが・・・ |
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熱くてもう駄目だ。湯温を実測するとなんと43℃もある。足も真っ赤になる訳だ。ふと気づくと周りには誰もおらず貸切状態に。やっぱりみんな熱くて長湯できないみたいだ。久々の誰も入れない温泉だ。 |
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女湯はこんな感じ。こっちはかなり温めで良い感じだった様だ。 |
配置(男湯) |
配置(女湯) |
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同じ源泉の施設である地域交流ホーム(内湯)の方は、なぜか日曜は若干温度が低いという噂がある。という訳で翌日(日曜日)再訪してみた。結果、今日はなぜか41℃(実測)と快適温度。
逆に女湯の方はやや熱めだったとのこと。女湯の方は浴槽の中に水が出ている場所があり、若干加水して泉温を下げているみたいだ。
営業時間がいまひとつ不明なのだが、地元の達が0時に入ったり、3時に入ったりという様な話をしていることから、開放期間中は24時間入浴可能かも知れない。年末年始は一週間位連続で開放されているとのこと。 |
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日本庭園の向こう側には立派な門が・・・ (゚Д゚)ハッ!こっちが正面か!今まで出入りしていた険しい道はいったいなんなのだろう?
無料でこれだけ良い湯に入ることができるのはすばらしいことだ。期間限定なのが残念。 |
泉質★★★★☆ 価格★★★★★ 施設★★★★☆ 秘湯度★★★★☆
ファミリー度★★☆☆☆ リピート度★★★★☆
[DATA]
http://www.normari.jp/21onsenmaturi.html
住所:三重県四日市市山田町5500-3
電話:059-328-2907(小山田温泉地域交流ホーム)
営業時間:不明(開放期間中は24H?)
定休:期間限定開放
駐車場:あり(300台,無料)
料金:無料
設備:棚(鍵なし)、脱衣籠、洗面器、トイレ、石鹸&シャンプー使用禁止、シャワーなし、ドライヤーなし、タオル有料(100円)
浴槽:男女別、露天(各2)
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給湯方法:源泉掛け流し(時々加水あり?)
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
泉質:アルカリ性単純泉(低張性)
泉温:56.8℃(実測41〜43℃)
pH:8.6(実測8.8)
湧出量:830リットル/分
源泉名:小山田温泉
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感想:すべすべ系。泉温には注意。 |