川原の中の温泉

せせらぎの湯
 総合評価:★★★★★
菰野温泉(三重県三重郡菰野町)
2008/04/20,4/27,5/18

 なんと無料の源泉掛け流し露天風呂が菰野町にあるという。保険福祉センターけやきの温泉の余剰分を利用しているらしい。4月下旬オープンということで早速行ってみた。菰野町役場のすぐ近く、三滝川沿いにその温泉は存在する。

 露天というより野湯だ。川沿いによくありがちな公園っぽい雰囲気だが、かなり大きな岩風呂らしきものがある。30人は入れそうだ。雰囲気的には下呂温泉の噴泉池を小奇麗にした感じ。
 あれ?
 あれれ?






 お湯がない・・・今年はまだオープンしてない様だ。orz
 周囲はかなり開放的なのだが、水着着用なので大丈夫。どちらかといえば温泉というより温水プールに近い雰囲気だ。しかしながら赤茶けた石は紛れもない温泉の証である。
 お風呂は混浴だが男女別の脱衣所あり。

 懲りずに来週また行こうっと。
配置図(混浴)
 翌週再訪。今度はオープンしていた。今年は4/22〜11/30の様だ。プレハブの脱衣所で着替えた後、温泉の入り口にある受付で管理人より注意事項の説明を受け記帳後いよいよ入湯だ。希望があれば浮き輪を貸して貰える。
 脱衣所の備品は籠のみとシンプル。
 ロッカー(?)は鍵なしなので貴重品は持ち込まない様、注意。
 備え付けの青い桶で掛け湯をしてから入湯する。かなり広い浴槽である。開放感も半端ではない。

 既に十数人入っており、おじいちゃん・おばあちゃん+孫の組み合わせが多い様だ。

 一般的に野湯はアクセスが極めて困難だったり、周囲の目が厳しいロケーションだったりと問題があることが多い。ここは野湯としては難易度が低く、ビギナー向けと言える。
 源泉は右側の槽より噴水状に供給され掛け流し。かなり温めだがしばらく浸かっていると体がぽかぽかと温まってくる。下流になる左側の槽は更に温く、2槽を交互に移動しながらのんびりと1時間ほどくつろいでみる。
 左側の槽は浮き輪使用可。子供達がぷかぷか浮かんで遊んでおり、こちらは温水プール状態だ。温泉に行くとすぐにのぼせてしまい、帰ろう帰ろうとうるさい子供達もここの評価は極めて高い。
 泉質はほのかにモール臭ただよう黄緑色の湯で、湯の山一帯特有のぬるぬる・すべすべ系である。(太ももがまだらなのはマラソンのスパッツ焼けで温泉とは関係ない。念の為。)
 近くには足湯がありこちらも大人気だ。どうしても露天に入る勇気がないときはこちらへ。
 公園の植え込みも温泉マークなのだ。
 再々訪。2時頃来てみたら左側(温い)方の湯がまだ張っている最中だった。槽の中にある謎の変色した岩の頂上からじょろじょろ源泉が噴出している。なるほど。ここからお湯が出ていたのか。源泉を触ってみると47.7℃だけあってかなり熱い。
 右側(熱い)槽の源泉の出口は前回と異なり、本数が減り太いノズルに変わっていた。条件に応じて変えてるのだろうか。

 いずれも空中である程度源泉を冷却してから槽に入れるという方式で湯温を調整している。一般的な温泉では水道水を加水して湯温を下げるのに比べて、源泉濃度をキープする為の優秀なシステムと言える。


 源泉に近付けば熱くなり、離れれば温くなるので温度の調節は自由自在だ。


※2009年は4/20〜オープン。

泉質 価格★★★★★ 施設★★★★★ 秘湯度★★★★★
ファミリー度★★★★★ リピート度★★★★★

[DATA]
住所:三重県三重郡菰野町大字潤田1281
電話:391-2212
営業時間:4月下旬〜11月下旬の12:00〜17:00(7月〜8月は13:00〜18:00) ※気象条件により利用不可日あり
定休:期間中は無休
駐車場:あり
料金:無料
設備:脱衣所あり、脱衣籠あり、ロッカーあり(鍵・扉なし)、トイレなし(近くの公園にあり)、石鹸・シャンプー使用禁止、浮き輪あり、水着も貸して貰える様だ

備考:水着着用必須、左側の槽は浮き輪使用可。

大きな地図で見る
給湯方法:源泉掛け流し
効能(入浴):神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、慢性消化器病、関節のこわばり、打ち身、せんざ、痔疾、冷え性、健康増進、病後快復期、疲労回復、腰痛
泉質:アルカリ性単純温泉 (低張性アルカリ性高温泉).
泉温:47.7℃
pH:7.7
湧出量:?
源泉名:菰野温泉「けやきの湯」


感想:ぬるぬるすべすべ

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