- 芋煮 -
山形では秋になると、市の中心部を流れる馬見ヶ崎川が鍋を囲む謎の集団で一杯になる。芋煮会と呼ばれる恒例のイベントなのだ。大きな鍋にサトイモを煮て食べるのだが、醤油味vs味噌味、牛肉vs豚肉と地域によりいくつかのバリエーションがあり、どちらが正しいかで喧嘩になったりする。
(私はこれが正統派と信じる)醤油味+牛肉バージョンを紹介する。
材料(4人分) |
サトイモ |
800g |
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牛肉 |
300g |
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ネギ |
1本(斜め切り) |
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こんにゃく |
1枚(1口大に手でちぎる) |
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水 |
1.5L |
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ごぼう |
1/2本(ささがけ) |
・・・ お好みで |
しめじ |
1パック |
・・・ お好みで |
調味料の目安(分量はラフでよし) |
醤油 |
1カップ |
砂糖 |
55g |
酒 |
1/4カップ |
※一応目安を記載したが、実際は現地で瓶・袋から直接、適当にどぼどぼと入れる。十分アロワンスが広いレシピなので計量は不要だ。
↓芋は絶対サトイモでなければいけない。皮を剥いてある冷凍ものも便利だが、できれば生が良い。
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材料を揃える。 |
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まずは水からサトイモ(あからじめ水で濯いでおく)・こんにゃく・ごぼうを茹でる。酒と醤油(少々、色が付く位)はこの段階で入れる。こんにゃくは1口大に手でちぎる←ここがポイント。切り口がぎざぎざになり味がしみ込むのだ。
※たまたまダッチで作ったが、鍋は普通の鍋でOKだ。本当は外(河原)にて薪で炊く。 |
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イモにあらかた火が通ったら(概ね30分)牛肉を投入。牛肉は和牛を。赤みっぽいものより脂が多めの、いかにもバラ肉の方がやわかく美味しい。灰汁を取りながら煮込んだ後、味をみながら砂糖と残りの醤油本体を入れる。 |
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肉に火が通ったら最後にネギを入れ、一煮立ちしたところで出来上がり。ネギは緑の部分も入れちゃって構わない。どんぶりに盛り付けて食べよう。 |
近年はエスカレートし、巨大な鍋にパワーショベルで作るというイベントもある様だ。
↓日本一の芋煮会
http://www.y-yeg.jp/imoni/
ちなみにレシピ。
材料(5万人分) |
サトイモ |
3t |
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牛肉 |
1.2t |
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ネギ |
3500本 |
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こんにゃく |
3500枚 |
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醤油 |
700L |
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日本酒 |
50升 |
隠し味 |
砂糖 |
200kg |
隠し味 |
水 |
6t |
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薪 |
6t |
ナラ材 |
・・・あのなぁ。
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