こども天国?

天使ランド
 (前編)
 総合評価:★★★★
天使の温泉(宮城県刈田郡七ヶ宿町)
2009/08/14

 山形県と宮城県を結ぶ国道113号線を走ると、県境に驚愕の温泉が存在する。その名も「天使ランド」。駄目だ。突っ込み処満載過ぎ、思い出すだけで笑いが止まらない。だって温泉の名前がもう「天使ランド」ですよ。
 国道113号線から天使ランドののぼりを目印にわき道に入る。橋を渡るとすぐに、「こども天国 天使ランド」に突き当たる。
 左手には公園に良くありがちな遊具群の廃墟。子供はもちろん、誰一人として遊んでいる人はいない。天に召されてしまったのだろうか?
 右手には誰もいない事務所がある。倒産したとか、温泉にはもうお湯が張られてないとか、天使ランドについては様々な噂があったが、本当に温泉に入ることができるのだろうか?
 事務所前には・・・なんとしゃべる石が!(「谷口先生」って何者?)
 うちの子供たちは「よいこ」でなかったせいか、残念ながら石は沈黙したままだった。
 奥に目指す温泉を発見。本当に温泉名は"天使の温泉"だ。
 科学的にはかなり怪しい、なにやらオカルト風味の説明が。最近までは温泉マナー破りのひとつ「浴槽にタオルを入る」がOKどころか・・・浴槽内で体をゴシゴシも可だったらしい。なかなか型破りの施設である。


 しかし、周りには全く人気がない。勝手に入って良いものやら、途方に暮れていると、どこからともなく軽トラックが現れた。管理人の様だ。
 そして、先ほどの建屋の右側に隣接する家族風呂へと通される。
 家族風呂の隣には空の浴槽がある。混浴風呂らしい。
 札を返し、入浴中に。
 浴槽周辺は色々なもので散らかっており、整理整頓にはかなり問題はあるが、、
 新鮮な源泉がどばどばと掛け流されている。温度は40℃とやや温め。
 そしてその泉質は・・・一見何の変哲もない透明なお湯に見えるが、入った瞬間に全身が強烈なヌルヌル感に包まれる。pHは10を超えると言う、強烈なアルカリ泉だ。(看板には弱アルカリと書いてあったはずだが・・・)

 温湯にのんびりと漬かろうとした矢先に・・・この時期の露天風呂の天敵・アブの集団が襲ってきた。一旦撤収だ。
 管理人に事情を話し、とりあえず食堂に避難。







 ・・・後編に続く。

配置(家族風呂)  
( Now Printing )

泉質★★★★★ 価格★★★☆☆ 施設★★★★ 秘湯度★★★★★
ファミリー度★★★★★ リピート度★★★★★ 清潔度★★ 混雑度★★★★★

[DATA]
住所:宮城県刈田郡七ヶ宿町鳥川岳32
電話:080-3387-4466(固定電話は撤去された模様)
営業時間:10:00〜18:00
定休:無休
駐車場:あり
料金:大人500円、子供300円
設備:ロッカー(鍵なし)、ジェットバス
アクセス:国道113号線を七ヶ宿公園に向かって進み、水と歴史の館の角を曲がり、橋を渡った突き当たり



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給湯方法:源泉掛け流し(夏季以外は加温あり)
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
泉質:アルカリ性単純温泉・単純泉(低張性アルカリ性温泉)

泉温:41.7℃
pH:10.1
成分総計:274.9mg/kg
湧出量:180リットル/分
源泉名:天使ランド1号泉

必要装備:お風呂セット

感想:あまりにもB級な概観に反して、泉質はすばらしいの一言に尽きる。

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