ラーメン屋の温泉

旅館安部
 総合評価:★★☆☆☆
大野目温泉(山形県山形市)
2008/12/31

 山形市中心部の市街地にある、かなり昭和を感じさせる鄙びた温泉宿「旅館安部」。なぜか住宅街のど真ん中に立地するその宿には、あの温泉マニア・郡司さん絶賛の温泉がある。
 巨大な岩をこれでもかっ!と使いまくった岩風呂だ。風呂は内湯のみ。毎分300Lの源泉がどばどばと掛け流される。
 湯温を実測してみると・・・44℃。熱くて入れないぞ。常連さん達の「今日はなんか温いなぁ」などと会話が聞こえてくるが。

 入り口近くの岩の奥を覗いてみると、冷却の為だろうか、加水している所を発見。源泉掛け流し主義者としては不本意だが、この岩間から滲み出す温湯で寒くてプルプル震える・・・の逆状態でなんとか温まる。それでも43℃近くあり、長湯は厳しい。

 女湯の様子を女房達に聞いてみるとやはり熱くて入れずとのことで、状況は全く一緒だった様だ。
 お湯の色は黄緑色だ。この季節は湯気の為、温泉デジカメをもってしても撮影しにくいなぁ。
 外は雪景色。露天があれば湯温も下がって良いのにねぇ。
 ここは長期滞在者向けの湯治場的な宿の様だ。
配置(男湯)             配置(女湯)

 ここの特徴は、隣接するラーメン店に繋がる連絡通路があるところ。
    最近山形では「ゲソ天ラーメン」なるB級グルメがはびこっているらしい。その元祖と言われる「有頂天」という有名店が裏手に隣接しており、温泉からこのラーメン店内へ直結する連絡通路なのである。
 店内は真新しく、活気に溢れている。支店もある様だ。

 メニューはこんな感じ。基本は無印(醤油)と味噌で、トッピングはゲソ天とワンタンの組み合わせのバリエーションとなる。問題のゲソ天は単品でオーダーすることが可能。
 これがゲソ味噌天ラーメン(特製辛みそ付、¥800)だ。ベースは最近の山形のラーメン店に良く見掛ける、赤湯の龍上海の味噌ラーメンを髣髴とさせる魚系スープに極太縮れ麺だ。もちろん辛味噌のトッピングは基本中の基本であろう。
 普通に旨いが・・・ゲソ天が必須アイテムか?と言われると疑問が残るところだ。
 某TV番組で山形の人はゲソ天が大好きで、スーパーのお惣菜売り場はゲソ天の山がある、というのはヤラセだと思う。

泉質★★
☆☆☆ 価格★★★★ 施設★★☆☆☆ 秘湯度★☆☆☆☆
ファミリー度★★★
☆☆ リピート度★☆☆☆☆ 清潔度★★★☆☆ 混雑度★★★☆☆

[DATA]
住所:山形県山形市平久保34
電話:023-632-0605
営業時間:8:00〜21:00
定休:無休
駐車場:あり
料金:大人・小人共に300円
設備:ロッカー(鍵あり)、石鹸・シャンプーあり、シャワーあり


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給湯方法:加水あり
効能: 動脈硬化症、切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、間接のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性
泉質: 含塩化土類芒硝泉 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉
泉温:47.6℃
pH:8.36
湧出量:300L/min
源泉名:大の目温泉

必要装備:

感想:熱過ぎて入れない。

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